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2026.08.12

初婚で今まで一人でしっかり生きてきた美由紀さんだからこそ、無意識のうちに結婚相手に対して「理想の基準」が高くなってしまっていました。
「同時代(50代前半まで)で、清潔感があって…」
「収益はある程度あって、会話がスマートで…」
「自分と同じぐらい自立している人」
お見合いの申し込みをしては断られ、たまにお見合いが成立しても「何かピンと聞こえる」「会話のテンポが合わない」「私には合わないかも」と、美由紀さん自身のほうから交際を予定する日々。
活動を始めて半年。
「私、何か間違っているんですよ……? やっぱり50代で初婚の私には、結婚なんて無理なのかもしれません」
電話口で声を詰まらせられる美由紀さん。 仕事では成果を出してきた彼女にとって、「努力が実らない婚活」は想像以上に心を削ったものだったのです。
そこで私たちは、面談でじっくりと話してみました。
「美由紀さん、今までとても頑張ってこられましたね。でも、少し遠慮して考えてみましょう。美由紀さんが本当に欲しいのは『自慢できる条件の揃った男性』でしょうか?
当面『これから先の30年、一緒にいて心が安らぐパートナー』でしょうか?」
美由紀さんはハッとされた表情を止めました。
「条件が良い人を探すこと」がいつの間にか目的になってしまい、「その人とどんな日常を送りたいか」という視点が抜け落ちていたことに考えられたのです。
理想の条件を満たす人を探す減点方式の婚活から、
の居心地の良さや、相手の優しさに目を向ける加点方式の婚活へ。
美由紀さんは「条件の条件付け」を一度手放し、プロフィールの「お人柄」と「とりあえずさ」に目を向けて応募することに決めました。
こんな時に出会ったのが、54歳の男性・和樹さん(仮名)でした。
第一印象の和樹さんは、一時口数が多くなく、どちらかと言うと口下手で不器用なタイプ。
しかし、意識を変えた美由紀さんは、彼の行動の奥にある「とりあえずさ」に目を向けました。
美由紀さんの好みに合わせて静かなカフェを予約したこと
歩くペースをさりげなく合わせてくれた事
じっくりと、温かい目で見守って聞いてくれたこと
「今までお会いしたどの方よりも、沈黙が怖くなかったです。無理に自分をよく見せようと飾らなくても、素の自分でいられました」
デートを先程、美由紀さんの心は少しずつ解きほぐされていきました。 さらに華やかな店でのデートや洗練された会話ではなく、静かな公園を散歩したり、お互いの意見のない日常を報告し合ったりして、何よりも愛おしく思いました。
交際3ヶ月が経った頃、和樹さんから静かで温かいプロポーズがありました。
「これからの人生、楽しいことも大変なことも、二人で分かち合いながらずっとでいきたいです」
美由紀さんのライブは、どうも「はい」でした。
成婚退会の手続きで事務所を訪れた美由紀さんの表情は、入会当初のどこか緊張した面持ちとは違う、優しく優しい笑顔に包まれてました。
「婚活を始めた頃は、自分を守るための鎧(よろい)を着て相手を選んでいた気がします。でも、条件を手放して『居心地の良さ』を一番に考えたとき、とても素敵なパートナーに出会えました。50歳からでも、人生ってなんだね」
50代からの婚活は、「条件合わせ」ではありません。長い人生をじっくりできた大人同士が、お互いの生き方を尊重し、「共に笑い、安心して支え合える場所を作ること」こそが結婚の本質です。
理想の条件に縛られすぎて、出会いの幅を狭めているのですか?
「加点」で相手の良さを見極める?
一緒にいて「心が落ち着くか」を大切にできますか?
もし今、婚活で悩んでいる方がいらっしゃったら、ほんの少し視点を変えてみてください。美由紀さんのように「本当に大切なこと」に気づいた瞬間、運命の歯車は動き出します。
あなたの勇気ある一歩を、私たちはいつでも応援しています。
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